地方では叶えられない夢を持っていたり、就職を機に都心部で生活してみたいと考えていたりする方におすすめのシェアハウス。
単身で物件を借りるのに比べて様々なメリットがありますが、同時に抑えておくべき注意点も存在します。
今回はそんなシェアハウスに関して、選び方や注意点などのポイントをまとめてご紹介します。
Contents
上京するときにシェアハウスを選ぶメリット
上京する際にシェアハウスを選びたい、と考えている方も多いのではないでしょうか。
知らない人と同じ家の中で生活しなければならないというデメリットはあるものの、それを上回る様々なメリットにも期待できます。
まずはシェアハウスならではのメリットにはどんなものがあるのか見てみましょう。
上京にかかる費用が抑えられる
一般的にシェアハウスというと、一人で物件を借りる場合に比べ、賃料が安く設定されている場合がほとんどです。
シェアハウスを選ぶ人の多くが賃料を気にしていることから、敷金や礼金といった初期費用を設定せず、気軽に利用できるように工夫しているところも多いでしょう。
上京し環境が大きく変わる際、慣れていない家電量販店で一通りの家具・家電を揃えなくても良いように、事前に生活に必要な物品が備えられているところもあります。
こうしたシェアハウスの場合、必要となるのは上京する際の交通費や、当面の間生活するための日用品類で事足りるでしょう。
特に卒業と同時に上京を考えている方や、新たな仕事を探すべく上京したい方などは、手持ちの資金をそれほど減らすことなく必要なシーンにお金をかけられます。
家具・家電が揃っている
先ほどもご紹介したように、シェアハウスの多くは生活に必要な家具や家電が備え付けられているのが特徴です。
キッチンやバスルームといった共有スペースの家具・家電はもちろんのこと、プライベートルームのベッドやタンスなども揃っているところが見つかるでしょう。
全入居者が使用しており、そのまま置いて出て行ったものなどもあり、生活を始めるにあたって役立つこと間違いありません。
自分好みの家具や家電がない場合などで、別途持ち込みたいものがある場合はあらかじめ確認しておくと安心です。
他のメンバーが使うことは可能か、破損してしまった場合はどうするかなど、細かな決まりについてもチェックしておきましょう。
共有スペースが広い
シェアハウスはリビングやキッチンなどを大勢で共有することとなるため、その分一般的な住宅に比べて広く作られているケースが多く見られます。
プライベートルームで一日の大半を過ごす方もいますが、他のメンバーと談笑したい場合などは、広々とした共有スペースがあると便利でしょう。
都心部で広々としたリビングやキッチンを探そうとすると賃料が高くなりがちな一方、シェアハウスならば利用料を各入居者が協力し合うことになるため、一人あたりの出費が減ることもメリットといえます。
交友関係が広がる
シェアハウスを利用するメリットとして、住民同士のコミュニケーションが取りやすく、交友関係を広げやすいといった点が挙げられます。
初めて都心部に移り住んできた方にとって、急に周りの住民と仲良くなるのは難しいでしょう。
シェアハウスならば一つの屋根の下に住んでいることから顔を合わせる機会も多く、挨拶などから会話が広がりやすくなります。
また、これまでの学生生活では同年代の人々が集うコミュニティに属する方がほとんどですが、シェアハウスには若者から年配の方まで様々なメンバーが住んでいます。
一人暮らしをしているだけでは出会わなかったであろう人々と関わり合うことで、これまでに比べて視野が広がり、様々な可能性が見えてくるのではないでしょうか。
寂しくない
これまで暮らした地元を離れ、単身で上京を目指す方も多いはず。
今までであれば当たり前のように家族や友人が近くにいましたが、これからはそうもいきません。
どんなにあっけらかんとした方でも、ふとした拍子に寂しさを感じることがあるでしょう。
そんなとき、一人暮らしでぽつんと部屋にいるだけでは、寂しさを紛らわせにくくなってしまいます。
寂しい気持ちのまま過ごしているとなかなかポジティブになれず、趣味や好きなことにも打ち込めなくなってしまう可能性があります。
シェアハウスならば同じように地元を離れたメンバーも多く、境遇を理解し合えるのではないでしょうか。
特に会話をするわけではなくても、近くに誰か知っている人がいると感じるだけで、ほんの少し寂しさが紛れるはずです。
関連記事:「上京したのは失敗だった」と後悔しないために大切なこととは
上京するときにシェアハウスでかかる費用
上京するにあたってシェアハウスを利用する場合、発生する費用は大きく分けて3種類です。
前々から計画を立てて予算を決めておくことで、お金の使い過ぎを防ぎながら着々と準備を進められるでしょう。
初期費用
シェアハウスも一般的な賃貸物件と同じように初期費用が発生します。
具体的には以下の項目が必要となりますが、物件によっては敷金や礼金がなかったり、不動産会社によって仲介手数料が異なったりするため注意しましょう。
- 敷金
- 礼金
- 1ヶ月分の賃料(2ヶ月分の場合もあり)
- 仲介手数料
多くの方が上京や引っ越しを行う春先では、仲介手数料の半額キャンペーンを行っていたり、普段に比べて敷金や礼金が安くなっていたり、キャッシュバックを受けられたりする場合もあります。
引っ越し費用
上京にあたって避けられないのが引っ越し費用の捻出です。
家具や家電が付いているシェアハウスであったとしても、布団や衣類・日用品などのアイテムは必ず必要となるでしょう。
家族の助けを借りて自家用車で引っ越しができる場合は良いですが、遠方からの移動や荷物が多い場合などは業者に依頼することになり、その分の費用も必要となります。
一年の中でもっとも引っ越しの件数が増えるといわれる3月頃は、書き入れ時となるため様々な業者が引っ越し料金を大幅に値上げしています。
逆にいえば、オフシーズンを狙うことで引っ越し料金を抑えられるため、事前に準備できるところは早めに済ませておくことをおすすめします。
その他
新たに物件を契約するにあたって、個人でのネット環境を整えたり、電気や水道の契約をしたりする必要があります。
上京後に電車を使って移動する場合は定期券を購入したり、自転車を新たに入手したりすることもあります。
こうした生活必需品は引っ越してから気が付くものもあるため、引っ越し後もしばらくは出費が続くと考えておきましょう。
上京するときにシェアハウスを選ぶポイント
一言でシェアハウスといっても、都心部を中心に様々なタイプの物件があります。
最初に目についたところに決めてしまうのではなく、これからご紹介するポイントを参考に、より住みやすい物件を探しましょう。
シェアハウスの雰囲気
シェアハウスの雰囲気は、既に住んでいる住民たちの雰囲気によって大きく異なります。
ワイワイと楽しむのが好きな方が集まっているシェアハウスもあれば、プライベートを重視しお互いのコミュニケーションは挨拶程度だというところもあるでしょう。
あまりにも生活スタイルの異なる人といきなり一緒に住むのは難しいため、大家さんや管理会社などに相談し、シェアハウスの雰囲気や傾向について聞いておくと安心です。
ハウスルール
シェアハウスは何人もの人が生活を共にするため、それぞれ独自のハウスルールが存在します。
一見面倒だと感じる方もいますが、全ての人が住みやすい環境を作るためには必要不可欠といえるでしょう。
むしろ何のルールもないシェアハウスの場合、トラブルがあってもスムーズに対処できず、わだかまりが残ってしまう可能性があります。
シェアハウスのほとんどは入居を検討している方に対してハウスルールを公開しているため、自分の生活スタイルに合うかどうか確認しておくことが大切です。
「自分の洗い物は必ず自分で行う」「ゴミ出しは当番制」など物件によってルールが異なるため、これまでにシェアハウスに入った経験のある方も必ず確認しておきましょう。
個室の防音性や壁の厚さ
とても仲の良いメンバーが揃ったシェアハウスであっても、一人ひとりが過ごす個室のプライベートが守られているかどうかは見逃せないポイントといえます。
防音性や壁の厚さなどは、周囲に音が漏れないための重要なチェックポイントとなるため、内見時に自らの耳でチェックしておきましょう。
日勤と夜勤の方が共同で暮らしているシェアハウスや、楽器などの音漏れがないか気になる方なども、防音性に注目したハウス選びがおすすめです。
立地条件
シェアハウスはもちろん一般的な物件であっても、立地条件は必ず確認しておきたいポイントです。
車での移動が主な地方であれば、駅や会社から少し離れていても問題はありませんが、都市部となるとそうもいきません。
駅から歩いて何分で帰ってこられるのか、歩いて行ける距離にどんなお店があるのかなど、実際に歩いて判断してみることもおすすめです。
夜に出歩く回数が多い方などは、シェアハウスの周りが何時まで人通りがあるのか、街灯はどの程度明るいのかなども確認しておくと安心です。
治安の良さは土地によって大きく異なるため、防犯対策をしっかり行うとともに、周囲の状況についても把握しておきましょう。
運営会社の管理体制
シェアハウスは物件そのものについてチェックするのと同時に、運営会社の管理体制がしっかりしているかどうかも注目すべき点といえます。
家族以外の人と一緒に住むことになるため、トラブルが起きてしまう可能性もゼロではありません。
こういったときに運営会社はどこまで介入してくれるのか、またトラブルに対していかに速く対応してくれるのかなど、万が一のことを考えて確認しておくと良いでしょう。
関連記事:上京支援サービスにお金は必要?上京に必要な資金や上京支援サービスについてを解説
上京するときにシェアハウスを選ぶ注意点
最後に、上京するにあたってシェアハウス選びをしている方に向け、これだけは気を付けておいてほしい3つの注意点について解説します。
トラブル発生の可能性
先ほどもご紹介したように、シェアハウスは同じ建物の中に年齢や性別の異なる様々な人が暮らしているため、時にはトラブルが起きる可能性があります。
「自分は大丈夫」と考えず、常に一緒に暮らすメンバーのことを思いやりながら過ごしましょう。
考え方の違いや生活スタイルの違いなど、これまで一緒にいなかった人々が長い時間を過ごすことになるため、お互いが思いやりの心を持つことが重要だといえます。
また、トラブルの原因として多くの方が悩むのが「騒音問題」です。
自分は気を付けているつもりであっても、歩く足音が大きかったり、部屋から音楽が漏れていたりすると、それだけでノイローゼのようになってしまう方がいます。
これらのトラブルが起きないように注意するのはもちろん、何かあったときにすぐ伝えてもらえるよう、普段から住民たちと密にコミュニケーションをとっておくことが大切です。
女性の場合は女性限定を選ぶ
都心部にあるシェアハウスの中には、女性限定のハウスもたくさんあります。
急に親しくない男性と一緒の建物に住むのは緊張してしまうという方も、同じ女性同士ならば肩の力を抜いて暮らせるのではないでしょうか。
気になることも言い合いやすく、同じ悩みを持っている方と出会う確率も高いため、打ち解けるまでのスピードが速いといったメリットもあります。
防犯対策を徹底する
一緒に暮らす人が良い人ばかりのこともあれば、残念ながら頻繁にトラブルへ発展してしまう場合もあります。
特に地方から上京した方の中には、実家の玄関に鍵をかけずに生活することが当たり前になっている方も多く、防犯意識の違いからトラブルが起きてしまうこともあるでしょう。
都市部は人口が多い分様々な犯罪に巻き込まれる可能性も高いため、改めて防犯対策を徹底することが大切です。
貴重品はプライベートルームにしっかりとしまっておいたり、建物の鍵は常にかけて過ごしたりと、共同のルールに沿って生活をすると良いでしょう。
既存のハウスルールにこれらの項目がない場合は、入居と同時に提案してみても良いかもしれません。
関連記事:地元での就職を選んで後悔するケースとは?地元で就職するメリットはある?
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慣れない土地で自分に合うシェアハウスが見つからない方も安心して上京できるよう、住居の手配やコミュニティづくりのサポートなども充実しています。
主要駅から徒歩圏内のシェアハウスも多く完備しているため、様々な物件から自分に合うところが見つかるでしょう。
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正社員を目指したい方はもちろん、アルバイトや業務委託からスタートしたい方にもおすすめできるでしょう。
中には未経験からできる職種もたくさん含まれており、これから新たにスキルを付けたい方も気軽に挑戦できます。
まとめ
地方から上京し新たなスタートを切る方は、ぜひシェアハウスでの暮らしをご検討ください。
費用の削減やコミュニティ作りなど様々なメリットがあるため、まずは一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
FILL LIGHTのような上京サポートサービスを通して、実際の様子を確認しながらゆっくりと検討してみることも大切です。